ワイキューブ|お客様の声|有限会社肉の片山様



食品偽装問題が次々と明るみに出る中「魚沼産もちぶた」で確固たるブランドを築いてきた新潟の優良企業、肉の片山。業界のしがらみに捕われず「安全安心」との評判を獲得。これまで順調に業績を伸ばしてきた同社にも、事業拡大に伴う”組織のひずみ”が忍び寄っていました。

会社が成長するにつれて、徐々に社内を覆い始めた暗鬱な雰囲気。事業所の複数化による社員同士の無関心。立ちはだかる社員教育の壁。組織風土を変えるという決断のもと、創業者である小杉夫妻がワイキューブに求めたものとは。

 

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こういう事言うと、問題かもしれないですけど。片山さんに出会うまでは、もちぶたって普通の豚肉とあまり変わらないなって思ってたんです。でも、片山さんのもちぶたを食べた時は本当に衝撃的だったんですよ。「う、旨いっ!!」て思ったんですよ。違ったんですよ、ほんと。
社長
そうでしょ(笑)
あと昨日、西葛西の「とんかつだるま」さんにワイキューブのメンバー達で行って食べてきました!あそこも衝撃的に美味しかったです。
専務
ありがとうございます(笑)やっぱり、全然違いますでしょ?
はい。片山さんのもちぶたって、他とはかなり違うと思います。今回、取材で社員さんの話を聞く機会を頂きましたけど…明らかに豚さんを愛してますもんね。「ここの厚さがね、とか。ここの脂身がね、ここの身の締まりがね」とか丁寧に教えて下さって。あれは、豚さんに対する想いを感じました。
専務
そう言って頂けると。でも、お肉が良くても、お客様の手元に届くまでの鮮度管理もすごく大事なので。すごく難しいんですけどね。
お肉の鮮度管理のアドバイスもされているんですか?
社長
いや、そこはまだ足りないね。これからの課題。うちの仕事は、最終的にお客さんの口に入るまで責任を持たないといけないから。そこは、徹底的にやりたいわけ。
そういえば、肉の片山さんは、この業界では後発だって仰っていましたね?
社長
そう。主要な肉の卸問屋の中では、規模はうちが一番下かな。昔は、今から肉屋なんか成功しないって言われてさ。営業に行っても、付き合いもあるから新しい所と取引するつもりはないって断られたわけね。あの頃はスーパーもなかったし。まあ、だからかえって業界の慣習に染まらずに済んだのかも。

 

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奇跡ですよね。
社長
いやいや、そんな。でも、あの頃は本当に儲かったなー。
一同
(笑)
専務
でも、社長が一人で全部使っちゃってたじゃないの!
社長
ま、そりゃ、若かったから(笑)ごめんね。

 

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改めて、ワイキューブにご依頼を頂いた背景を、お伺いしたいんですが。
専務
1年前あたりから、なんか会社の雰囲気が暗い…というか「変だな」と思っていたんですね。で、これは何とかしなければならない、とは思っていたんです。
ワイキューブを知ったきっかけは何だったんでしょうか?
専務
時々、DMが届いていて。以前から、面白いなぁって思っていたんですよ。経営者向けの雑誌とかCDでもワイキューブの安田さんの講演が付いてたりして。で、会社の雰囲気のことで悩んでいたら、昨年、新潟で初めて勉強会があるってお知らせが来たんですよね。それが最初の出会いです。
社長
そうそう。俺もCD聞いてた。安田さんの話の中で「できない人に、何故できないんだって攻めるのは酷だ」って言ってたのが、印象に残ったんだよね。確かにそうだよなって。
でも、自分達で言うのもなんですが、怪しくなかったですか?(笑)ワイキューブ。
社長
いや、怪しくはなかったよ(笑)一応、経営者向けの勉強会ってのは色々と出てるから。で、とにかく今までの暗い会社を変えたいと。そのヒントが得られるんじゃないかと思っていたんだな。
社内が暗くて活気がないと、何が問題なんだと思いますか?
社長
すんごく問題なんだな、これが。だって、人が辞めちゃうからさ。
…離職してしまうんですか?
社長
そう。辞めちゃう。続かないんだよ。たぶん人間は暗い雰囲気の場所にずっといられないんだと思うよ。
当時、社内が暗くなってしまっていた理由ってわかりますか?
専務
私は…あの頃はわからなかったけど、今なら、わかる気がします。きっとうちの会社に「育てる文化」がなかったからじゃないかって。

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人を育てる文化…ですか。
社長
「育てる文化」ってのがないとさ、まず人間関係が出来てこないね。これまでは、求人出して応募があったらその日から仕事してもらって。その割には、何も教えてなかった。見て覚えてねって言って放ったらかし。いや、でも社員も悪気があるわけじゃなくて。自分もこれまでそうされてきているから、そういうもんなんだと思ってる。
ああ、なるほど。
社長
でも、入社してきた人からすると、たまらないわけ。いきなり放置されて、何すればいいかわからない。それで耐えられなくなって辞めた人もいたんだと思う。
現場の雰囲気として、これはマズイなってわかるものではないんですか?
社長
いや、何か感じるものはあったよ。でも、気になって「現場で何かあった?」って聞いても社員は「いや、特にありません」と答える。社員からしたら、本当にないんだよ。いつもの事なんだろうね。辞めちゃうのは本人のせいだと。向かなかったんだろうと。
お会いした時、根本的に社員教育が必要だと感じているって、既に仰っていましたが。でも、社員研修は、何度かやってみたんですよね?
社長
いや、少しはね。やっていたよ。まぁでも、あれだ。偉い先生の話を聞いて、終わるとお酒が待っている…みたいな(笑)だから今回、ワイキューブさんが企画してくれたみたいなのは初めてだったんだよね。
研修を発注するにあたって社員の方から反発されたりしませんでした?
専務
あの、反発ではないですけど、研修とかやるよりも、それこそISOのコンサルティングとか、具体的なものにお金をかけた方がいいのでは、という意見はありました。
社長
いや、でもISOってあれはあくまで規格というか免許だから。それを取る人間の方がしっかりしなくては本末転倒だろって俺は言ったんですよ。プロに頼んで上手いこと切り抜けたって、実力が伴っていなかったら意味ないでしょ。特に食品を扱っている業界はその辺りは肝に銘じないとね。

 

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専務
そうでした。社長がそう言ってくれて、なるほどなって思って。
そんな内幕があったんですね。
社長
でも不安はなかったよ。だから、一銭も値切らなかったよね?だってさ、そのお金が本当に活きたお金になるかならないかって、これからのワイキューブさんと、うちの会社次第であって。今はわからんじゃないですか。それこそ、2年後3年後になってね。あれは安かったとか高かったとか、何となくわかってくるのであって。それは後々のお楽しみだな。

 

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実はワイキューブでも、組織活性化の仕事はここ数年でようやく形になって来たんです。それまで、自分達がお客様に何を提供できているのか、実態がよくわからなかった。結果だけは見えるんです。お客様の会社が、とにかく元気になって行くので。それこそワイキューブより元気で、発想豊かで、何故かわからないけど主体的になる(笑)でも、じゃあ自分達が提供している価値って何?ワイキューブは何屋なんだろ?って自問自答してるんですが、やっぱり、よくわからなかったんです。
社長
そうなの?でも、ちゃんとやってくれたじゃない。
でも、経営のここが問題だから改善しましょうとか、業績を上げますとかって、僕らはそんな大それたことは言えないんですよ。代表の安田だったら言えるかもしれないですけど、社員は若い者が多いですし。
専務
いや、でも、その若さもワイキューブさんにお願いした理由の1つですよ。うちの会社、今回初めて平均年齢を出してみたんですけど、いくつだったと思います?
???いやー、どうなんでしょう?かなり年配の方もいらっしゃいますよね。
専務
平均年齢34歳だったんですよ。
あれ?じゃあ、若いんですね。
専務
でしょ?計算した私が一番、驚いてしまって。68歳のベテラン社員もいるのにね。

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社長
意外だったよなー。
専務
それで、うちの会社って割と若いんだなって思ったの。で、ワイキューブさんも若い人達で頑張って、自社の事だとか、私達のような会社を少しでも元気にしようって使命感に燃えているわけじゃないですか。
燃えてます!でも、自分達では、他社さんと比べてどうなのか、よくわからないんですけどね。
専務
何て言うのかしら。「片山を元気にしよう!」と思って下さって、そのためにどうすればいいか、会議したりしてるわけでしょ?それってすごく嬉しいというか。むしろ、羨ましいというか。うちの会社も、例えばこのお客様に、うちとお取引を始めて頂くにはどうしたらいいか、そういうことをみんなで知恵を出し合えたら、素晴らしいなと思って。だから、良い意味で刺激を貰えるかもしれないって思いました。そういう人達の言葉であれば、社員への伝わり方も違うでしょうから。
そういえば、私たちと社員さんをもっと会わせたいって仰っていましたよね?
社長
そうだね。特に女性だよね。うちの女性社員は、ワイキューブさんを見て「負けた」とか笑いながら言ってたよ。じゃあ営業で外に出て、もちぶたを試食販売で売ってみる?って聞いてみたら…ちょっと困ったような顔してた(笑)ま、それはおいおいね。刺激をあげて欲しいな。
それは、もちろんです。でも、片山さんのブランド力があれば営業活動はそれほど必要ないんじゃないですか?
社長
たしかに、今はもちぶたという商品力でお客様からお声をかけてもらっているけど。でも、これからはもっと営業を強化していかなきゃダメだと思うよ。
そうなんですか?
社長
いや、だってさ。まだまだ、うちのもちぶたを知らない人達がたーくさん居るからさ。
専務
そうですね。東京ではまだ知名度が低いですしね。
東京だとスーパーは成城石井さん。あとはいくつかの飲食店だけでしたっけ。
社長
そうそう。だから、うちが扱っているものの価値をね、説明できる人材を育てていかねばならんよ。「これは美味しい、価格帯も許せる、これならお買い得だ」という納得が得られるような説明ができる。そういう営業ができる人材を採っていかなきゃ。
そうですね。これから、新卒採用の方も本格的に動きますしね。
※マイナビ2010にて、新しい仲間を募集中です。
社長
そうだね。これはね、すごくチャンスだと思っててさ。会社を明るく、元気にしていくためには、今の社員たちもそうだけど、新しいタイプの子を入れて行きたいから。毎年毎年、少しづつでも採用していきたいね。

 

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今回、社員さんを巻き込んで全社的な取り組みとして新卒採用をやりますけど。肉の片山さんに相応しい人をちゃんと選んでいきたいですね。
社長
新卒の子たちがさ、この会社だったら入社してもいいなと。入社して本当に良かったなって。そう思ってもらえる会社にね。この1年でなれるかわからんけど、なりたいよね。
でも、社員さんへのアンケートで、肉の片山に入社して良かったって書いている方、いらっしゃったじゃないですか。
社長
そうだね、あれは嬉しかったなー。もっとそう言われたいよね。頑張らねば。

有限会社肉の片山様

  1. [前編] 何かがおかしい・・・社内の雰囲気。
  2. [後編] クビを覚悟した社員からの手紙。

今回のゲスト

社名:有限会社 肉の片山
代表者:代表取締役社長 小杉 知明
事業内容:食肉卸売,惣菜卸売
本社:新潟県南魚沼市水尾946-1
従業員数:53名(内パート23名)
HP:http://www.nikuno-katayama.co.jp/